こんにちは、ソーダです。
今回は ACL2 ベトナム遠征・ナムディンFC vs ガンバ大阪 の観戦記をお届けします。
この記事は、
・ガンバ大阪サポーターの方
・これからナムディンFCの試合を現地で見てみたい方
・ACLなどでナムディンFCと対戦する可能性があり、アウェイ観戦を考えている方
そんな人たちに向けて書いています。
「ナムディンってどんな街?」
「スタジアムの雰囲気は?」
「実際、どういう流れで観戦するの?」
そんな疑問が、少しでもイメージできる観戦記になれば嬉しいです。
■ 試合情報

まずは試合情報のおさらいから。
2025-26 AFC Champions League 2 MD4
ナムディンFC vs ガンバ大阪
Thien Truong Stadium(ティエン・チュオン・スタジアム)
ガンバ大阪は、ACL2グループステージでここまで3連勝。
その勢いのまま迎えた第4節・MD4は、この試合に勝てばグループステージ突破が確定する重要な一戦だった。
前節MD3では、日本・パナソニックスタジアム吹田でナムディンFCと対戦し、結果は3-1で勝利。
ホームでしっかりと勝ち切った上で、今回はその“リターンマッチ”としてベトナム・ナムディンでのアウェイゲームを迎えることとなった。
一方のナムディンFCも、グループ2位でこの試合を迎えている。
グループステージ突破のためには、ホームでの勝利がほぼ必須という状況。
ナムディンにとっても、そしてガンバ大阪にとっても、互いに一歩も引けない大一番だった。
■ ナムディンFCに向けた意気込みと、注目していた男
今回のナムディンFC戦に向けて、個人的に一つ楽しみにしていたこと。
それが、ナムディンFCに在籍するカイル・ハドリンだ。
Wikipediaの情報にはなるのだが、
彼の身長は 206センチ。写真でいうと右から4番目。
この写真を見ただけでも分かる、超大型のCF。
正直に言うと、
彼を注目していた理由はめちゃくちゃ単純で、
昔サッカーゲームで使っていたことがあった。
ただそれだけなんですけれども笑
それでも、ネットで情報を漁っていくと、
過去にはマンチェスター・シティなどのビッグクラブに狙われていた、
といった話も出てきたりして、
「実物を一度見てみたいな」と、勝手にワクワクしてたんです。
そんな中で迎えた、MD3のホームゲーム。
ナムディンFCをパナスタに迎えた一戦で、
そのカイル・ハドリンが、試合終盤にゴール。
206センチの長身。
ここまで聞いたら、
「どうせヘディングできめたんやろ。」
そう思うのが定石ですよね。
……違うんです。
ここで、YouTubeのハイライトをぜひ見てほしい。
まさかの、めちゃくちゃ上手い脚でのシュート。
正直、度肝を抜かれた。。。
「でかいだけの選手じゃない。」
そう強烈に印象づけられた瞬間だった。
ちなみに余談ですが、
今回の遠征の前に知り合いのベトナムの方にお願いして、
カイル・ハドリンのユニフォームを手配しておいてもらった。
ハノイの方にお願いしていたのだが、
ハドリンのネームと番号がハノイにはなかったらしく。

オリジナルのマーキング。
ネーム部分までもがビッグサイズ!という、
なんとも味のある仕上がりに笑
それも含めて、
ベトナム遠征の良いお土産になった。
■ ナムディンへ向かおう!
「いや、ナムディンってどこやねん!」
ラーチャブリーに引き続き、またもや抱いた感想。
ACL2の対戦相手がナムディンFCに決まったものの、日本ではほとんど情報がなく、街のイメージも全く湧かない。
とりあえずGoogleマップを開いて、場所を確認するところから今回の遠征は始まった。
ナムディンは、ベトナムの首都ハノイから南東方向に位置する街で、ハノイ市内からは約2時間ほどで行くことができる。(高速道路では結構飛ばすので、1時間半くらいだった)
日帰りで行けなくはないものの、決して「近い」とは言えない距離感。
今回私は、前回のラーチャブリー遠征に続いて、サポーターの方々にお誘いいただき、相乗りのバスタクシーのような形でナムディンへ向かうことに。
他の日本人サポーターの方々も、Grabで来ている人や、事前にチャーターして来ている人が多い印象でした。
ただし注意点として、ナムディンまではハノイからやや距離があるため、Grabの場合は乗車拒否される可能性が高いということは忘れてはいけない。
実際、知り合いの話によると、目的地を伝えた時点でキャンセルされるケースもあったらしい。
そのため、ナムディン遠征を考えている方は、事前にチャーター車を手配する、もしくは確実に予約できる移動手段を用意しておくことをおすすめする。
アジアのアウェイは、スタジアムに着く前からすでに戦いが始まっています。
また、ナムディンへ向かう際にもう一つ重要な注意点。
それが、車酔い・体調管理には本当に気をつけたほうがいいということ。

「どういうこと?」と思うかもしれないが、ハノイからナムディンへ向かう高速道路は、正直なところ舗装状況があまり良くない。
道は常にガタガタで、走行中は強い衝撃が何度も伝わってくる。
たまに車がふわっと浮くような感覚になることもあり、その直後に「ガタン!」と大きな揺れが来る。
何度もこの衝撃がくるので普通に疲れる。泣
特に、バスやワンボックスカーの後部座席は揺れが強く、普段は車酔いしない人でも油断は禁物だ。
酔い止めを事前に飲んでおく、空腹・満腹を避けるなど、できる対策はしっかりしておくことをおすすめする。
スタジアムに着く前にコンディションを崩してしまうと、せっかくのアジアアウェイが楽しめなくなってしまうので。健康第一!
■ ティエン・チュオン・スタジアム到着!
というようなガタガタの道を通り越して、やっとのこさスタジアムに到着!

正直、車を降りた瞬間は
「やっとあの衝撃から解放された…」
という安堵の気持ちがすさまじく大きかった。


ティエン・チュオン・スタジアムの外観は、こんな感じ。
第一印象としては、どこか見覚えのある雰囲気。
というのも、後日詳しく書く予定ですが、実はこのスタジアム、ハノイFCのスタジアムと外観がかなりそっくりなんですよね。
スタンドの形や全体の構造もよく似ていて、「あれ、デジャブ?」と一瞬錯覚するほど。
もしかすると、これがベトナムにおける陸上競技場併設スタジアムのスタンダードな形なのかもしれない。
長時間の移動と激しい揺れで少し疲れはあったものの、
スタジアムを目の前にすると、そんなことは一気にどうでもよくなる。
「アジアのアウェイに来たな」と、気持ちが一気に切り替わる瞬間。
■ チケットは無料?ナムディンFCは太っ腹!
ここで、時系列は試合日の約1か月前までさかのぼる。
アウェイ観戦をするうえで、一番重要な問題。
そう、チケット問題。
海外アウェイ、とくにACLのグループステージとなると、
「そもそも一般販売あるの?」
「当日買える?」
「最悪、入れない?」
と、不安要素は尽きないだろう。
しかし、試合の約1か月前になっても、ナムディンFC側からはチケットに関する情報が一切出てこない。
さすがにこれは不安になってきた……と思っていたところ、ガンバ大阪からとあるリリースが。

■ チケット情報
ナムディンFC のご厚意により、日本人のサポーターは特別対応となります。
スタジアム現地のアウェイ専用ゲート(A5 ゲート)にて、
【日本人であることがわかる写真付きの身分証】
(パスポートや運転免許証など:スマホで撮った画像や紙にコピーしたものでもOK)を提示することで、
無料でアウェイ席のチケットを受け取ることができます。※ただし、日本人の方は他席種のチケットをお持ちの場合でも、アウェイ席への入場・観戦となります。
(ガンバ大阪公式ホームぺージ「11/5(水)ACL2 2025/26 グループステージ MD4 ナムディンFC戦 試合情報」より)
——まさかの、日本人サポーターはチケット無料。
すごい。
いや、すごすぎる。
正直、二度見しました。
「え、タダ?」
「ほんまに?」
「何か条件ある?」
と、思わず何度も読み返す。
ナムディンFCのこの対応には、ただただ感謝しかない。
アジアアウェイは、移動費だけでもそれなりにかかる。
そんな中で、チケットを無料で用意してくれるこの太っ腹さには、驚きと同時に温かさを感じる。
ただ、ひとつだけ少し残念だった点も。
それは、せっかくのACLの試合にもかかわらず、形に残るチケットがなかったこと。

こちらが、前回のラーチャブリー戦で購入したチケット。
こうして形に残るものがあると、遠征した実感がより強く残る。
どうせ行ったのなら、やっぱり形として残しておきたくよね。
今回の対応は、アウェイゲートでパスポートを提示すれば、そのまま入場できるという仕組みで、いわゆる「紙チケット」を受け取ることはなかった。
個人的には、海外アウェイのチケットは旅の記念として取っておきたいタイプなので、
そこだけは少しだけ寂しさを感じてしまった。
なお、どうしても形に残るチケットが欲しい場合、スタジアムで購入できる可能性はある…はず。
(※私は確認していないが)
また、スタジアム周辺にはいわゆるダフ屋のおばちゃんがおり、
実際にチケットを持っている様子も。
どうしても記念用に欲しい人はそういった方法も選択肢の一つかも。
(もちろん自己責任にはなりますが)
ただ、チケット無料は本当にすごい。
ありがとう、ナムディンFC! Cảm ơn!
■ スタジアム周辺の様子
スタジアム周辺を少し歩いてみる。
すると、すぐにACL2のウェルカムボードを発見!
「ACL感満載過ぎる!!」と思わずテンションが上がり、
これは記念に残しておこうと、さっそくパシャリ。

スタジアムの外周をぐるっと一周してみたが、
飲食系の屋台はほとんどなかったです。
ラーチャブリーで見たような屋台がずらっと並ぶ光景を想像していたので、これは少し意外。
その代わり、スポーツショップが何軒かありました。ここでナムディンFCのユニフォームやベトナムのスポーツウェアは手に入れれると思います。
あとは、なぜかやたらと元気なおばちゃんたちがいっぱい押し売りに来ます。

こちらは、サポーターの方にいただいたサツマイモの揚げ餅?のようなもの。
外はカリカリ、中はもちもちで、思っていた以上においしかった。
こういう、現地ならではのちょっとした食体験も、アウェイ遠征の醍醐味ですよね。
そして、さっきも少し触れたんですが、
スタジアム周辺にはダフ屋のおばちゃんも、かなりの人数が。
(もちろん、日本人サポーターがチケット無料だとは知らない様子)
「チケットあるよ!」
「安くするよ!」
と、次々に声をかけられつつ、
心の中では
「いや、無料なんよな……」
と思いながらやり過ごす、なんとも気まずい時間…笑
なかなか日本のスタジアムでは体験できない、
これもまたACLアウェイならではの光景。
■ いざスタジアム内へ!パスポートを見せたら無料!?

いよいよスタジアムの中へ入場。
入場方法はさっきも述べたように、日本人はパスポートを見せるだけで無条件で入場可能とのことでした。
しかも、そのパスポートチェックもかなり緩め。
再入場口も入場口と特に区別はなく、同じ場所から出入りする形。
「この狭い入口ひとつで大丈夫なんか?」
「これでどうやって入場者数を数えているんや??」
と、正直不思議になる。
日本のスタジアムに慣れていると、このあたりの大らかさには驚くだろう。
一方で、持ち物チェックはしっかりしていた。
ペットボトルの持ち込みは、ラーチャブリーと同様、不可です。
ただし例外もあり、紙パックの飲み物は持ち込み可能。
そのため、スタジアム周辺で紙パック飲料を購入して持ち込むか、
一度飲み終えた紙パックに水を入れ替えるなどの対応が必要に。
暑さ対策は必須なんで、これから訪れる方は事前に知っておくと安心ですね。

スタンドに入ってまず目に入ったのは、座席の状態。
全体的に砂ぼこりのようなものが被っていて、正直、清潔とは言えない状況。
座る前に軽く拭く必要があり、ウェットティッシュは必需品。
海外アウェー遠征では、こうした準備も大事ですね。

こちらがスタジアムの様子。
陸上トラックがあるスタジアムではありましたが、意外と見やすかったな、という印象。
陸上トラックはあるものの、日本のスタジアムと比べると、観客席からトラックまでの距離が短く、
その分、ピッチも近く感じられたのかもしれない。
また、試合前からスタンド周辺にはベトナムの公安(警察?)と思われる人たちが配置され、監視している様子。
特にガンバ大阪のサポーターを背景に、記念撮影?笑をしている姿が印象的だった。
アウェーの洗礼というほどではないが、独特の緊張感が漂っている空間。
こうして、少しぴりついた空気と、非日常感たっぷりの雰囲気を味わいながら、キックオフの時を待つ。
■ 試合の記憶――とにかくしんどい試合
この試合は、心臓がとにかくしんどかった。

前半、比較的早い時間帯に美藤選手がヘディングで合わせ、ガンバ大阪が先制。
スタンドは一気に沸き、このまま流れに乗って大量得点を期待しながら、応援にいそしむ。
しかし、後半が始まるとムードは一変。
ナムディンFCはロングボールやロングスローを多用し、前線の選手を起点にガンバゴールへ次々と迫ってくる。
セカンドボールを拾われ、押し込まれる時間が続き、スタンドの空気も徐々に重くなってくる。終盤には私の注目していたカイル・ハドリンを投入し、ゴリゴリ押し込みタイム。
とにかく耐える。
耐えて、耐えて、ひたすら耐える時間。
決定的なピンチが訪れるたびに、心臓がひゅーとなる感覚。
時計を気にしつつ、選手を後押し。
そして、ついに試合終了の笛。

スコアは1-0で勝利!
決して楽な試合ではなかったが、この勝利によって見事グループステージ突破を確定!!
喜びよりも先に、まずは大きな安堵。
この苦しい試合展開の中で、勝ち切れたことが何より嬉しかった。
そして少しずつ、グループステージ突破を決めたという喜びを実感。
「ああ、これで優勝に一歩近づいたんだな」と、そう感じられた瞬間だった。
■ おわりに ――やっぱりいいぞ、ACL
今回は、ベトナム・ナムディンまでガンバ大阪の応援に行ってきた。
自身2回目となるACL遠征。

改めて思う。
やっぱりいいな、ACL。
心から、そう感じた。
日本国内での試合では味わえない、あの独特の雰囲気。
このブログを通して、少しでもその空気感を伝えたい、
そして「行ってみたいな」と思ってもらえるような文章を書いている、
…というつもりではある。

が、
伝わりきらない。
写真と文章だけでは伝わらない迫力が、スタジアムには確かにあるんです。
ダフ屋が近づいてくる光景、押し売りがやってくること、
警察に見守られながら観戦するあの緊張感。
どれも、ACLに行ったから。
スタジアムに行ったから。
そして、現地に足を運んだからこそ感じられる特権。
だからこそ――
そうだ、スタジアムへ行こう。

このブログを読んで、
「行ってみたいな」
「少しでも参考になった」
そう感じてもらえているなら、書いてよかったと心から思います。
■ おまけ:スタジアムの男子トイレは…
最後に、ちょっとしたおまけを。
日本のトイレって、本当にきれいなんですよね。
だからこそ、それが理由で「海外には行きたくない」という人がいるのも、正直、うん、わかる笑。
はっきり言うと、失礼かもしれませんが、全然きれいではないです。笑
街全体を含めて、日本の基準で考えてはいけないと思います。
言うなれば、日本の公園のトイレがスタンダード、と思っておくとちょうどいいかも?

(※実際の写真はそのまま載せるのは少し気が引けたため、ChatGPTでイラスト風に加工した画像を掲載しています。)
スタジアムの男子トイレも、日本ではあまり見かけないタイプ。
壁に向かって用を足す形式で、最初は???でした。
とはいえ、これも海外スタジアムならでは。
トイレひとつ取っても、「ああ、アウェーに来ているんだな」と実感できる。
こういう日本との違いを感じられるのもACL遠征の醍醐味ですね!笑

